はじめてのキャバクラ経営

キャバクラ新規OPEN時の市場数値の算出方法(市場調査)

キャバクラを初めて経営される方は、お店をオープンしてちゃんとお客様が来てくれるか?とても心配になると思います。都心部の繁華街であれば、人がいないと言う事はありませんが、その分、情報や人が多すぎる為、新規OPENの告知が難しいと思います。可愛い女の子をいくら集めても、お店を認知してもらえなければ集客できません。
逆に郊外店の場合、新規OPENのキャストやスタッフ募集広告を打つだけで、すぐに注目されますが、その分、人口がいない為、市場調査が必須となります。

当社でも、よく新規OPEN時の市場調査を依頼される事がありますが、新規OPEN時に必要な数値は「頭取り」します。競合他店の女子キャスト出勤人数、と実際の客数を平日と週末の2回に分けて、22:00過ぎのピーク時間帯に、複数の同業他店を一斉にお客様として入店し数値化するのです。当然、その他のチェック項目すべてを調査するのですが、女子キャストの出勤人数と客数の合計だけでも、投資した金額に見合う数値を確保できます。

 

≪事例≫
日本全国、ネットで人口統計が簡単に調べられるようになりました。 まずは、どれくらいの人口の規模の町か?を調べます。
仮に20歳~65歳までの人口が60000人の地域に新規出店するとします。 男性の約2~3割がキャバクラに行くと言われていますが、 地域性もあると思いますので、ここでは1割で計算してみると キャバクラを利用する人口は、約6000人となります。 一応、独身男性の比率、年収なども調査した方が良いでしょう。
キャバクラに通う人は、毎週行く人、月に1~2回行く人など色々ですが 平均で月に1回行くと仮定し、1ヶ月30日で計算すると 毎日200人の人がキャバクラで飲んでいる計算になります。 20歳~65歳の男性の10人に1人が、月に1回キャバクラに行くという計算になり、 商圏内に10店舗のキャバクラがあれば、概ね1店舗あたり20人/日という計算になります。

この数値と実際に「頭取り」した数値を比較する事で、概ねの市場を把握できます。

客単価を15000円とすれば、1日20名のお客様が来店し売上が30万ほどの市場となりますが、 キャバクラの場合、女子キャストの出勤数に売上が大きく左右されますし、一人のお客様が数店舗をはしごしたりするので、 毎日、何人くらいの女子キャストが出勤している地域なのか?も調査する必要があります。

この「頭取り」調査は、お金をかけてでも定期的に行う事が良いと思います。数値の変動を察知する事で自店を優位に導いてくれます。



 

他店調査票のサンプルを作成しました。お店によって調査したい項目が色々あると思いますので、作り直してご利用下さい。お店の売上は男子スタッフ次第なので、あくまでも男子スタッフメインの内容になっておりますが、女子キャストの接客レベルやバックなど給与についても調査出来れば良いと思います。

キャバクラ他店調査